風俗歌(読み)フゾクウタ

デジタル大辞泉 「風俗歌」の意味・読み・例文・類語

ふぞく‐うた【風俗歌】

古代地方の国々に伝承されていた歌。平安時代宮廷や貴族社会に取り入れられ、宴遊などに歌われた。国風くにぶり国風歌風俗ふぞく。ふうぞくうた。

ふうぞく‐うた【風俗歌】

ふぞくうた(風俗歌)

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精選版 日本国語大辞典 「風俗歌」の意味・読み・例文・類語

ふうぞく‐うた【風俗歌】

  1. 〘 名詞 〙 古代、地方の国々に伝承されていた歌謡。特に、平安時代、宮廷や貴族社会の宴遊などに歌われた、主として東国地方の歌謡をいう。風俗舞に合わせて歌われた歌。くにぶり。ふうぞく。ふぞく。風俗の歌。ふぞくうた。
    1. [初出の実例]「播磨国司奉献、奏風俗歌」(出典日本後紀‐延暦二三年(804)一〇月辛亥)

ふぞく‐うた【風俗歌】

  1. 〘 名詞 〙ふうぞくうた(風俗歌)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「風俗歌」の意味・わかりやすい解説

風俗歌
ふうぞくうた

風俗

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世界大百科事典(旧版)内の風俗歌の言及

【風俗】より

…風俗歌ともいう。広義には地方民謡,狭義にはそのうちとくに平安貴族に愛好された数十曲を指す。…

※「風俗歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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