風前(読み)ふうぜん

精選版 日本国語大辞典 「風前」の意味・読み・例文・類語

ふう‐ぜん【風前】

〘名〙 風の吹きあたるところ。
懐風藻(751)暮春曲宴南池〈藤原宇合〉「風前意気、歩舞場而開衿」 〔釈法宣‐和趙郡王観妓応教詩〕

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デジタル大辞泉 「風前」の意味・読み・例文・類語

ふう‐ぜん【風前】

風のあたる所。風の真正面

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普及版 字通 「風前」の読み・字形・画数・意味

【風前】ふうぜん

風に向かう。唐・杜甫〔飲中八仙歌〕詩 (崔)宗之は、灑(せうしや)たる美少年 觴(さかづき)を擧げて白眼天をむ 皎(かう)として、玉樹の風に臨むが如し

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