風流韻事(読み)フウリュウインジ

デジタル大辞泉 「風流韻事」の意味・読み・例文・類語

ふうりゅう‐いんじ〔フウリウヰンジ〕【風流韻事】

自然に親しみ、詩歌を作って楽しむこと。風流な遊び。

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精選版 日本国語大辞典 「風流韻事」の意味・読み・例文・類語

ふうりゅう‐いんじフウリウヰンジ【風流韻事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 風流な遊び。風流な方面に関すること。自然を友として、詩歌をつくるなどして遊ぶこと。
    1. [初出の実例]「真理は風流韻事をもって視るべきものに非ず」(出典:真理一斑(1884)〈植村正久〉三)
  3. 色めいた遊び。好色の道。
    1. [初出の実例]「一芸一能の士を推輓後援して措かざるは風流韻事(フウリウインジ)と共に伊藤侯の昔からの道楽であった」(出典江戸から東京へ(1922)〈矢田挿雲〉七)

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四字熟語を知る辞典 「風流韻事」の解説

風流韻事

自然に親しみ、詩歌などを作ってた風流な遊び。風流な方面に関すること。自然を友として、詩歌をつくるなどして遊ぶこと。

[使用例] ぼんや一般の庶民は別として、公家堂上家の生活は風流韻事けるか、仏教信仰にうちこむか、いずれにしてもスタイル万事を支配する形式主義時代だったが[久生十蘭*無月物語|1950]

[解説] 「韻事」は詩文を作って楽しむなどの風雅の遊び。

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