飛行夜叉(読み)ヒギョウヤシャ

デジタル大辞泉 「飛行夜叉」の意味・読み・例文・類語

ひぎょう‐やしゃ〔ヒギヤウ‐〕【飛行夜×叉】

空中を飛行する夜叉神

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「飛行夜叉」の意味・読み・例文・類語

ひぎょう‐やしゃヒギャウ‥【飛行夜叉】

  1. 仏語
  2. [ 一 ] 熊野山の部類眷属(けんぞく)神である四所宮の一つ。不動明王本地とし、鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)をまつる。〔諸神本懐集(1324)〕
  3. [ 二 ] ( 空中を飛行する夜叉の意 ) 毘沙門天(びしゃもんてん)の眷属である夜叉のこと。夜叉は空中を飛行することができると考えられた。〔首楞厳経‐八〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android