飼鳥(読み)カイドリ

デジタル大辞泉 「飼鳥」の意味・読み・例文・類語

かい‐どり〔かひ‐〕【飼(い)鳥】

ペットとして飼う小鳥カナリアブンチョウインコなど。⇔野鳥
[類語]野鳥水鳥水禽海鳥家禽渡り鳥候鳥夏鳥冬鳥漂鳥留鳥旅鳥迷鳥禁鳥保護鳥益鳥害鳥雄鶏雌鳥小鳥猛禽鳴禽珍鳥始祖鳥

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精選版 日本国語大辞典 「飼鳥」の意味・読み・例文・類語

かい‐どりかひ‥【飼鳥】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かいとり」とも ) 愛玩用、または観賞用として籠や檻(おり)の中で鳥を飼うこと。また、その飼われている鳥。広く、飼われている鳥すべてをいうこともあるが、ふつう、ニワトリなど実用的な目的で飼われている鳥はささない。〔吾妻鏡‐元仁二年(1225)二月二四日〕
    1. [初出の実例]「なふなふそこな人は、人のかい鳥をなぜにとるぞ」(出典:天理本狂言・鶯(室町末‐近世初))

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「飼鳥」の意味・わかりやすい解説

飼鳥
しちょう
cage bird

主として観賞用および愛玩用の目的で人間に飼われている鳥類総称。飼鳥には野鳥を捕獲して飼養する場合から,カナリア,ブンチョウ,セキセイインコなどのように幾世代にもわたって飼養された結果人為的品種を生じたものまである。飼鳥の対象となる鳥はスズメ目,オウム目,キジ目に属するものが多い。日本では古代から飼鳥の伝統があり,特にさえずりにすぐれたウグイス,コマドリ,ホオジロなどが飼鳥の王座を占めていたが,現在では野鳥保護の観点から野鳥の飼養は原則として禁止されている。

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