飾石(読み)かざりいし

精選版 日本国語大辞典 「飾石」の意味・読み・例文・類語

かざり‐いし【飾石】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 装飾に用いる石。水晶碧玉瑪瑙(めのう)の類。
  3. 床の間などに飾って置く石。
    1. [初出の実例]「書院の筆架かざり石、いけ花も手づつながら」(出典:浄瑠璃・心中宵庚申(1722)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「飾石」の意味・わかりやすい解説

飾石【しょくせき】

〈かざりいし〉とも。装飾用に用いる美しい鉱物で,宝石に比べ多産価格の低いもの。方解石大理石),カンラン石,蛇紋石メノウアラバスターなどが含まれる。

飾石【かざりいし】

飾石(しょくせき)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android