香り米(読み)かおりまい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「香り米」の意味・わかりやすい解説

香り米
かおりまい

在来稲種で,炊くと匂いのある系統のもの。古くは神饌米や祭礼などに使用されていた。少量混ぜて炊くとよい香りとなるところから,特殊用途 (混米など) に山間の低収地帯で栽培されているが,草丈が高く,収量が低いために稲作の主要品種にはならない。

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栄養・生化学辞典 「香り米」の解説

香り米

 炊飯したときに独特の好まれる香りを発するコメの品種.

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