駕御(読み)ガギョ

デジタル大辞泉 「駕御」の意味・読み・例文・類語

が‐ぎょ【×駕御/××馭】

[名](スル)《「かぎょ」とも。馬を自由に乗りこなす意》人を自分の思うままに使うこと。
「知識蒙昧の人民を―せんが為めの権謀」〈加藤弘之国体新論

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「駕御」の意味・読み・例文・類語

が‐ぎょ【駕御・駕馭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かぎょ」とも )
  2. 馬を自由に乗りこなすこと。
    1. [初出の実例]「其車馬之属不調習駕馭之具不完窂。徒一年」(出典:律(718)職制)
  3. 他人をうまく使うこと。思いのままに使うこと。〔童子問(1707)〕
    1. [初出の実例]「多くは其君主、知識蒙昧の人民を駕馭せんが為めの権謀より起りし風習なるべし」(出典:国体新論(1874)〈加藤弘之〉総論)
    2. [その他の文献]〔呉志‐張昭伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「駕御」の読み・字形・画数・意味

【駕御】がぎよ

駕馭。

字通「駕」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android