験する(読み)ケンスル

デジタル大辞泉 「験する」の意味・読み・例文・類語

けん・する【験する】

[動サ変][文]けん・す[サ変]調べる。ためす。試験する。
病骨は真に雨を―・するの方となる」〈荷風・雨瀟瀟〉
[類語]試験実験試行テストエクスペリメント試みるため

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「験する」の意味・読み・例文・類語

けん‐・する【験】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]けん・す 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. しらべる。ためす。こころみる。
    1. [初出の実例]「凡応者。皆待蠲符至。然後注免。符雖至。験位記。灼然実者亦免」(出典令義解(718)賦役)
    2. 「いま衲僧(なふそう)を験すといふは、古仏なりやと験するなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)眼睛)
  3. 験算する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android