高層気象観測(読み)コウソウキショウカンソク(その他表記)upper air observation

デジタル大辞泉 「高層気象観測」の意味・読み・例文・類語

こうそうきしょう‐かんそく〔カウソウキシヤウクワンソク〕【高層気象観測】

高層の、気圧気温湿度・風などの観測気球ラジオゾンデをつり下げて飛ばし、観測する。

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精選版 日本国語大辞典 「高層気象観測」の意味・読み・例文・類語

こうそう‐きしょうかんそくカウソウキシャウクヮンソク【高層気象観測】

  1. 〘 名詞 〙 高層の大気中の気象状態を観測すること。たこや気球、飛行機などが用いられてきたが、一九二八年のラジオゾンデや、レーウィン発明などによって著しく発達し、さらに気象衛星や気象観測ロケットの使用によって地上数十キロメートルまで観測されるようになった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高層気象観測」の意味・わかりやすい解説

高層気象観測
こうそうきしょうかんそく
upper air observation

地上で観測対象とされる大気層より上空大気の状態の観測。通常は高層天気図解析に用いられる観測のこと。レーウィンゾンデ(→ラジオゾンデ)による気圧,気温,湿度の観測,および測風気球による風向風速などの観測。このほか,ロケットや電波探測による大気の化学成分や電離の状態の観測,さらには流星現象,太陽紫外線夜光雲,夜光,オーロラなどの諸現象から,大気の組成や温度を間接的に知ることもある。

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