高慢(読み)コウマン

デジタル大辞泉 「高慢」の意味・読み・例文・類語

こう‐まん〔カウ‐〕【高慢】

[名・形動]自分才能容貌ようぼうなどが人よりすぐれていると思い上がって、人を見下すこと。また、そのさま。「高慢の鼻を折る」「高慢な人気俳優」
[派生]こうまんさ[名]
[類語]野放図勝手わがまま横着身勝手得手勝手手前勝手自己本位好き放題好き勝手気随気ままほしいまま恣意的しいてき利己的エゴイスチック好き自分勝手気任せ奔放自由傲慢不遜倨傲傲岸驕慢暴慢慢心尊大横柄傲然大風おおふう高姿勢高飛車高圧的居丈高権柄尽く・偉そう・口幅ったい僭越越権態度が大きい傍若無人我が物顔空威張り野太い図太い太い豪胆厚かましい図図しいふてぶてしいおこがましいえげつないいけ図図しい猛猛しい虫がいい厚顔厚顔無恥鉄面皮破廉恥面の皮が厚い心臓が強い心臓に毛が生えている恥知らず傍若無人人を人とも思わない眼中人無し聞く耳を持たない横紙破りふんぞり返る自己中人も無げ自慢誇るうぬぼれるおのぼれる思い上がる誇らしい胸を張る肩身が広い鼻が高い鼻高高勝ち誇る驕る威張る威張り散らす付け上がる高ぶる反り返る振り回す鼻にかける増長自画自賛誇示おご誇り驕傲きょうごう矜持自負自負心自賛自嘆自任自得天狗うぬぼれプライド自尊自尊心気位きぐらい得意思い上がり唯我独尊手前味噌我褒め身褒めのぼせるのぼせ上がる背負しょ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高慢」の意味・読み・例文・類語

こう‐まんカウ‥【高慢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 自分は才能、能力容貌などがすぐれているとうぬぼれ、得意がること。また、そのさま。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「そのくせ高慢(カウマン)に人を見くだして」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「高慢」の読み・字形・画数・意味

【高慢】こうまん

自慢。

字通「高」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android