( 1 )シャチホコ‐バル(鯱張)の転とする説があるが、用例の年代や各地の方言形などから、シャチホコバルはシャチコバルよりも新しい語形であり、考えにくい。中世の口語資料に見えるサシ‐コハル(差強)がもとの形であると考えられる。
( 2 )一方、シャチは硬直する意の動詞「しゃつ」の連用形とする見方もある。
( 3 )シャチ‐コハルのコハル(強)がコバルに変化すると、シャチ‐バルなどへの類推からバル(張)が意識されシャチコ‐バルと異分析を生じ、さらにシャチを鯱とする語源解釈からシャチホコ‐バル、シャッチョコ‐バル等が生まれたと思われる。
6/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
5/20 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫を追加
5/14 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新