出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
鹿児島県薩摩(さつま)半島の南東端部にある火口湖。池田湖と並んで位置し、指宿市(いぶすきし)に属する。鰻火山の火口湖で、火口壁は約100メートルの絶壁をなし、流入河川はない。長径1.3キロメートル、短径1キロメートル、周囲4.2キロメートル、面積1.2平方キロメートル。水面標高122メートル、最大水深55.8メートルで、火口湖としては深い。深水層の年間水温は10℃前後で、透明度は8.5メートル。富栄養型湖沼に分類され、湖にはコイ、フナ、オオウナギなどが生息している。昔1.5メートルもある鰻を釣り上げたことから、この名前が由来したという。北東端にある狭小な斜面には鰻温泉(硫黄泉)がある。この温泉は泉温が100℃近くあり、集落内各所の噴気は日常の炊事などに利用され、かまどの形をした設備をここでは巣目(すめ)とよぶ。高温の噴気をエネルギー源にしようと地熱開発の調査もなされている。霧島錦江湾(きりしまきんこうわん)国立公園に属し、JR指宿枕崎(いぶすきまくらざき)線山川駅からバス15分。
[塚田公彦]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新