鱗雲(読み)ウロコグモ

デジタル大辞泉 「鱗雲」の意味・読み・例文・類語

うろこ‐ぐも【×鱗雲】

空高くうろこ状に広がる白色の雲。巻積雲のこと。鰯雲いわしぐも鯖雲さばぐも 秋》
[類語]白雲はくうん白雲しらくも青雲紫雲茜雲黒雲暗雲彩雲浮き雲千切れ雲片雲横雲棚雲豊旗雲笠雲飛行機雲筋雲鰯雲鯖雲薄雲羊雲群雲朧雲積み雲綿雲入道雲雲の峰かなとこ雲

りん‐うん【×鱗雲】

巻積雲けんせきうんのこと。うろこぐも。

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精選版 日本国語大辞典 「鱗雲」の意味・読み・例文・類語

うろこ‐ぐも【鱗雲】

  1. 〘 名詞 〙 鱗状に分布した巻積雲(けんせきうん)。鯖雲。鰯雲。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「鱗雲で飾られた青空を仰いだ」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)

りん‐うん【鱗雲】

  1. 〘 名詞 〙 魚のうろこのように分布した巻積雲。うろこぐも。いわしぐも。

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世界大百科事典(旧版)内の鱗雲の言及

【雲】より

…これは雲中に発生した強い渦の軸と一致しており,地表に達するときこの渦は竜巻またはトルネードといわれている。
【地形性の雲その他】
いわし雲,うろこ雲,さば雲絹積雲の一種で魚のうろこのように見える雲。 雲海層積雲や積雲などがたなびいたときに山の上から眺めると海面のように見えるのでこの名がある。…

※「鱗雲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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