鳩吹(読み)はとふき

精選版 日本国語大辞典 「鳩吹」の意味・読み・例文・類語

はと‐ふき【鳩吹】

  1. 〘 名詞 〙 山鳩を誘いよせるため、または鹿狩の際に猟師が鹿を呼んだり仲間に鹿のいることを伝えるために、手のひらを合わせて吹き、鳩の鳴き声に似た音を出すこと。また、同様の目的で用いられる楽器にもいう。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「鳩吹や慰ながら病あがり 命ひらうて遠山を見る」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第一一)

鳩吹の補助注記

日葡辞書」には「Fatofucu(ハトフク)。すなわち、シシブエ」とある。挙例の「鳩吹」は「はとふく」と読んだか。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 出典 実例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む