鷺草(読み)サギソウ

デジタル大辞泉 「鷺草」の意味・読み・例文・類語

さぎ‐そう〔‐サウ〕【×鷺草】

ラン科多年草。日当たりのよい湿地に生え、高さ30~40センチ。8月ごろ花茎を伸ばし、飛び立つサギに似た形の白い花数個開く。観賞用に栽培される。 夏》「―のおくれ咲きしも翔けそろふ/秋桜子

さぎ‐ぐさ【×鷺草】

サギゴケ別名

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関連語 鷺苔 名詞

精選版 日本国語大辞典 「鷺草」の意味・読み・例文・類語

さぎ‐そう‥サウ【鷺草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ラン科の多年草。本州四国・九州の山野の湿地に生え、観賞用にも栽培する。高さ二〇~四〇センチメートル。葉は披針形で長さ六~九センチメートル、基部は鞘(さや)となって茎を包む。夏、梢上に径約三センチメートルの白い花が二~三個咲く。花には長い距(きょ)があり唇弁は糸状に細裂している。さぎくさ。《 季語・夏 》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕
  3. 植物さぎごけ(鷺苔)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

さぎ‐くさ【鷺草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物=さぎそう(鷺草)〔俳諧・をだまき(元祿四年本)(1691)〕
  3. 植物「さぎごけ(鷺苔)」の異名。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鷺草」の解説

鷺草 (サギソウ・サギクサ)

学名Habenaria radiata
植物。ラン科の多年草,園芸植物

鷺草 (サギクサ・サギサウ)

植物。ゴマノハグサ科の多年草。サギゴケの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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