デジタル大辞泉 「麻」の意味・読み・例文・類語
ま【麻】[漢字項目]
〈マ〉1 草の名。アサ。「麻紙・麻布/大麻・白麻・快刀乱麻」
2 アサに似た草の名を表す語。「亜麻・
3 しびれる。「麻酔・
[補説]3は「
〈あさ〉「麻糸・麻縄・麻布・麻袋」[名のり]ぬさ
[難読]
〈マ〉
〈あさ〉「麻糸・麻縄・麻布・麻袋」オ(尾)・オ(緒)もこの麻糸のオに関係があると思われる。
上代から「あさ」「お(を)」の語もあり、この「そ」との間の関係は明確ではない。



に作り、广(げん)+
(はい)。〔説文〕七下に「
と同じ。人の治むる
なり。屋下に在り。广に從ひ、
に從ふ」とし、屋下に
を治むる意とする。〔
伝〕には文首に「
(あさ)なり」とあり、
(し)字条七下に「
なり」とあるのと互訓。广は宮
の象。
は
を神事に用いる意を示すものであろう。わが国の白香(しらか)の類にあたる。禦祀を示す
(御)の初文は、卜文では幺(よう)に従い、幺は麻たばを拗(ね)じた形。喪礼にも多く麻を用いた。唐代には、麻紙を詔勅に用いた。
乎(を)、一に阿佐(あさ)と云ふ 〔名義抄〕
ヲ・アサ
〕に麾など十三字を属するが、麾のほかはほとんど用例のない字である。
声として糜・靡・
(摩)・縻など八字を収める。みな
の披靡する意を承ける字である。
mea、靡miaiは声近く、麻の乱れ靡くことを靡という。
・
(磨)muaiは捫mu
nと声義の通ずる語である。
▶・麻
▶・麻
▶・麻
▶・麻姑▶・麻衰▶・麻索▶・麻
▶・麻紙▶・麻子▶・麻糸▶・麻脂▶・麻実▶・麻
▶・麻蒸▶・麻縄▶・麻疹▶・麻仁▶・麻制▶・麻茶▶・麻
▶・麻紵▶・麻田▶・麻
▶・麻煩▶・麻痺▶・麻風▶・麻沸▶・麻弁▶・麻冕▶・麻履▶
麻・胡麻・黄麻・山麻・子麻・糸麻・紙麻・脂麻・
麻・詔麻・制麻・績麻・
麻・桑麻・叢麻・大麻・治麻・
麻・紵麻・長麻・鈍麻・白麻・披麻・布麻・牡麻・油麻・乱麻出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
広義に麻とは,靱皮を利用する,大麻(hemp),亜麻(flax),ちょ麻(ラミー:ramie),ジュート(黄麻:jute)と,葉繊維を利用するマニラ麻,サイザル麻などの植物自体とその繊維の両者をいう.しかし,通常,繊維としての麻は大麻をさすことが多い.これはアサ科の1年生草本の靱皮繊維である.単繊維は長さ15~25 mm,幅16~50 μm 程度,色は暗褐色,漂白すると強度はいくぶん弱くなるが,綿,亜麻よりも強い.耐水性,耐食性が大きく,キャンバス,ホース,なわ,ロープに用いる.大麻繊維の形態上の特徴は,円筒状で先端がまるく,分岐することもあり,まるくない亜麻と区別できる.主成分はセルロースであり,分子量,結晶化度,配向度いずれも大きい.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...