デジタル大辞泉 「麻」の意味・読み・例文・類語
ま【麻】[漢字項目]
〈マ〉
1 草の名。アサ。「麻紙・麻布/大麻・白麻・快刀乱麻」
2 アサに似た草の名を表す語。「亜麻・
3 しびれる。「麻酔・
[補説]3は「
〈あさ〉「麻糸・麻縄・麻布・麻袋」
[名のり]ぬさ
[難読]
オ(尾)・オ(緒)もこの麻糸のオに関係があると思われる。
上代から「あさ」「お(を)」の語もあり、この「そ」との間の関係は明確ではない。
広義に麻とは,靱皮を利用する,大麻(hemp),亜麻(flax),ちょ麻(ラミー:ramie),ジュート(黄麻:jute)と,葉繊維を利用するマニラ麻,サイザル麻などの植物自体とその繊維の両者をいう.しかし,通常,繊維としての麻は大麻をさすことが多い.これはアサ科の1年生草本の靱皮繊維である.単繊維は長さ15~25 mm,幅16~50 μm 程度,色は暗褐色,漂白すると強度はいくぶん弱くなるが,綿,亜麻よりも強い.耐水性,耐食性が大きく,キャンバス,ホース,なわ,ロープに用いる.大麻繊維の形態上の特徴は,円筒状で先端がまるく,分岐することもあり,まるくない亜麻と区別できる.主成分はセルロースであり,分子量,結晶化度,配向度いずれも大きい.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
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