黄土地帯(読み)こうどちたい

旺文社世界史事典 三訂版 「黄土地帯」の解説

黄土地帯
こうどちたい

中国陝西 (せんせい) ・山西両省を中心とした華北一帯の乾燥地
風化した岩くずが中央アジアから風に運ばれて堆積した,灰黄色黄土と呼ばれる土壌で構成されている。黄河流域で,黄土の層は10〜100mに及ぶ。適度な雨量ならば非常に肥沃農耕に適する土質で,古くから文明が栄え,中国文明の発祥地である。

黄土地帯
おうどちたい

こうどちたい

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の黄土地帯の言及

【アンダーソン】より

…帰国後,ストックホルム極東古物博物館の主事となり,その報告にこれまでの成果を紹介した。《黄土地帯Children of Yellow Earth》(1934)はその著書として有名である。【岡崎 敬】。…

※「黄土地帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android