黄柏(読み)おうばく

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「黄柏」の解説

おうばく【黄柏】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。ミカン科キハダコルク層を除いた樹皮。強い殺菌作用があり、細菌性の下痢やけど打撲骨折などに効く。胃炎などに効く黄連(おうれん)解毒湯湿疹(しっしん)に効く温清飲(うんせいいん)などに含まれる。殺菌作用を利用し、目薬にも用いる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「黄柏」の解説

黄柏 (キハダ)

学名Phellodendron amurense
植物。ミカン科の落葉高木,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android