鼎の沸くが如し(読み)カナエノワクガゴトシ

デジタル大辞泉 「鼎の沸くが如し」の意味・読み・例文・類語

かなえくがごと

左思「蜀都賦」注から》鼎の中の湯が沸き返るように、物事が混乱して騒がしいさま。
[類語]しっちゃかめっちゃかはちゃめちゃ乱雑雑然乱脈紛然紛紛繚乱蕪雑ぶざつ狼藉卍巴まんじともえ不統一ごっちゃごちゃまぜごちゃごちゃごしゃごしゃごじゃごじゃごたごためちゃくちゃまぜこぜ支離滅裂上を下へ蜂の巣をつついたよう押すな押すな押し合いへし合い混乱錯綜錯乱混沌錯雑交錯混線混同混交混迷ごた混ぜどさくさこんがらかる紛れる

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精選版 日本国語大辞典 「鼎の沸くが如し」の意味・読み・例文・類語

かなえ【鼎】 の 沸(わ)くが如(ごと)

  1. かなえの中の湯がわきかえるように、多くの人が騒ぎたてて混乱するさまにいう。蜂の巣をつっついたよう。
    1. [初出の実例]「四辺(あたり)のこん雑は宛然(さながら)(カナヘ)の沸(ワク)がごとし」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)二)
    2. [その他の文献]〔左思‐蜀都賦〕

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