鼓角(読み)コカク

デジタル大辞泉 「鼓角」の意味・読み・例文・類語

こ‐かく【鼓角】

つづみと、つのぶえ。昔、陣中合図などに用いた。

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精選版 日本国語大辞典 「鼓角」の意味・読み・例文・類語

こ‐かく【鼓角】

  1. 〘 名詞 〙 陣中で合図などにつかう、つづみとつのぶえ。また、つづみとふえ。
    1. [初出の実例]「鼓角連宵喧四隣。乾坤無処不風塵」(出典空華集(1359‐68頃)五・乱中寄京粋上人)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐公孫瓚伝〕

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普及版 字通 「鼓角」の読み・字形・画数・意味

【鼓角】こかく

太鼓角笛軍中号令を伝達するのに用いた。唐・岑参〔封大夫に献ずる~凱歌六首、四〕詩 日ちて、轅門(ゑんもん)(軍門)に鼓角鳴る 千群面(めんばく)(捕虜の姿)して、を出づ

字通「鼓」の項目を見る

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