CEO(読み)シーイーオー(英語表記)Chief Executive Officer

デジタル大辞泉 「CEO」の意味・読み・例文・類語

シー‐イー‐オー【CEO】[chief executive officer]

chief executive officer》米国型企業で、企業意思の決定権を持つ最高の役職名。会長社長という従来呼称にはとらわれない。最高経営責任者。→COO

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精選版 日本国語大辞典 「CEO」の意味・読み・例文・類語

シー‐イー‐オー【CEO】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] chief exective officer の略 ) 企業の最高経営責任者。ふつう、日本でいう社長または会長をさす。

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知恵蔵 「CEO」の解説

CEO

CEO(最高経営責任者)は企業戦略の策定経営方針の決定といった長期的な経営事項に関わる責任を負うのに対し、COO(最高執行責任者)はCEOによって決められた事を実施する最高責任者である。またCFO(最高財務責任者)は財務担当の執行役員で、その権限と責任はCEOと並んで大きい。米国では1990年代、機関投資家などからの圧力により、彼らの利益代表である社外取締役が取締役会で多数を占めた結果、株主の利益に沿って大胆に経営を進めることのできるCEOの出現が期待され、CEOが取締役会会長を兼任するのが一般的になった。ところがこの兼務によって1人に権限が集中し、経営陣を監視するという取締役会会長本来の機能が十分果たされなくなる危険性が伴う。事実、エンロン事件を始めとした不正会計などの一連不祥事が発生し、改めて取締役会会長とCEOの分離が企業統治改革の一環として提示された。また、2002年に施行された米国企業改革法(サーベンス・オクスレー法=Sarbanes‐Oxley Act of 2002)は、企業価値最大化に経営責任を負うCEOとそのパートナーであるCFOに対しても財務諸表に虚偽のないことを保証するための署名をさせるなど、これまで以上に厳しい責任を課した。

(高橋宏幸 中央大学教授 / 2007年)

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人材マネジメント用語集 「CEO」の解説

CEO

・chief executive officer 最高経営責任者
・株主の委託を受けて経営上の意思決定を行う取締役会で選任され、企業の経営方針について最終責任を負う。
・取締役会の会長と兼務するケースが多い。

出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「CEO」の解説

CEO

最高経営責任者。企業の代表者であり、企業経営全体の経営責任を負う。

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