IC(読み)アイシー

デジタル大辞泉 「IC」の意味・読み・例文・類語

アイ‐シー【IC】[independent contractor]

independent contractor》「独立業務請負人」に同じ。

アイ‐シー【IC】[informed consent]

informed consent》⇒インフォームドコンセント

アイ‐シー【IC】[integrated circuit]

integrated circuit》「集積回路」に同じ。

アイ‐シー【IC】[isolation condenser]

isolation condenser》⇒非常用復水器

アイ‐シー【IC】[interchange]

interchange高速道路インターチェンジ

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精選版 日本国語大辞典 「IC」の意味・読み・例文・類語

アイ‐シー【IC】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] integrated circuit の略 ) 集積回路。

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百科事典マイペディア 「IC」の意味・わかりやすい解説

IC【アイシー】

integrated circuit(集積回路)の略。トランジスター抵抗ダイオードなど能動素子受動素子を一つの基板上または基板内に,分離できない状態に結合してある超小型回路。1952年イギリスのG.W.A.ダンマーにより提唱され,59年にテキサス・インスツルメンツ社のJ.S.キルビーが基本特許を出願,同社は〈solid circuit〉の名で今日のICの祖型となるものを発表した。半導体技術を使う半導体集積回路と,基板の表面に付着された膜を利用する膜集積回路とがあり,後者では独立した部品と組み合わせたハイブリッドICが実用化されている。ICは,従来の電子回路に比べ超小型化され,信頼度が高く,量産に適するので低価格とすることができる。現在では,その特徴を最大限に生かしたLSIがICの主流となっており,さらにVLSIやU(超々)LSIとよばれる高集積度のものもパソコンに組み込まれて実用化されている。
→関連項目イオン注入キルビー携帯電話固体回路地下水汚染電子マネードライエッチングトランジスタートランジスターラジオ半導体分子素子マイクロモジュール

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知恵蔵 「IC」の解説

IC

トランジスタやダイオード、抵抗、コンデンサーなどを1つの半導体チップの上や基板の上に集積し、金属薄膜で配線して作った電子回路。ICというのはその総称。1つの半導体チップ上に約1000個以上の素子を集積化した集積回路をLSI、10万個以上の素子を集積した集積回路をVLSIと呼ぶ。消費電力の小さいシリコンCMOS・LSIが主流。機能から見るとDRAMやフラッシュ・メモリーなどのメモリーやマイクロプロセッサーのような論理演算を行うもの、無線やアナログ機能を行うものがある。ほとんどがシリコン・プロセス技術を使って製造され、最小線幅65nm(n〈ナノ〉は10億分の1)程度のものが製品化され、45nmレベルが開発中。設計には、コンピューター援用設計技術(CAD:computer aided design)あるいは自動設計技術(EDA:electronic design automation)を使う。コンピューター、情報機器、通信機器、家電製品、自動車など、ほとんどすべての機器やシステムに使われている。

(荒川泰彦 東京大学教授 / 桜井貴康 東京大学教授 / 2007年)

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IT用語がわかる辞典 「IC」の解説

アイシー【IC】

ひとつの半導体の基板(チップ)上にトランジスター・ダイオード・コンデンサー・抵抗などの素子をまとめ、金属の薄膜で配線した電子回路(の総称)。◇「integrated circuit」の頭文字から。「集積回路」「半導体集積回路」ともいう。また、単に「チップ」ともいう。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「IC」の解説

IC

集積回路。トランジスターやダイオード、抵抗、コンデンサーなどの電子部品を集積し、シリコンやガリウムひ素でできている半導体チップ上にまとめたもの。使われている素子の数が、1000~10万個程度のものをLSI(Large Scale Integration)と呼ぶ。

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改訂新版 世界大百科事典 「IC」の意味・わかりやすい解説

IC (アイシー)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「IC」の意味・わかりやすい解説

IC
あいしー

集積回路

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内科学 第10版 「IC」の解説

IC

immune complex,免疫複合体

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「IC」の意味・わかりやすい解説

IC
アイシー

集積回路」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のICの言及

【集積回路】より

…通常はICと略称され,〈二つ,またはそれ以上の回路素子のすべてが,一つの基板上または基板内に組み込まれている回路であり,設計から製造,試験,運用に至るまで各段階で一つの単位として取り扱われるもの〉と定義されている。ここで基板substrateというのは,トランジスターやICがその上に形成される単結晶素材で,通常は元素半導体であるシリコンが使用されるが,高性能ICに対しては,化合物半導体であるガリウムヒ素GaAsが使用される。…

【記憶装置】より

…コンピューターの一部でデータやプログラムをたくわえる部分を記憶装置という。CPU(中央処理装置の略)が記憶装置からプログラムとデータとを取り込んで計算し,結果を記憶装置に書き込むことで計算が進む。コンピューターは,通常,複数の記憶装置をもっている。
【記憶装置の原理】
コンピューター内部では,0と1だけで構成された二進数によって,数値だけでなく文字や画像などのすべての情報が表現される。記憶装置においては電気・磁気などの物理量によって情報が表現され,半導体メモリーの場合はトランジスターの出力電圧が正か0か,磁気記憶の場合は磁化されているかいないかなどの2状態を二進数の0と1とに対応させることによって情報を表現する(図1-a,図1-b)。…

【集積回路】より

…通常はICと略称され,〈二つ,またはそれ以上の回路素子のすべてが,一つの基板上または基板内に組み込まれている回路であり,設計から製造,試験,運用に至るまで各段階で一つの単位として取り扱われるもの〉と定義されている。ここで基板substrateというのは,トランジスターやICがその上に形成される単結晶素材で,通常は元素半導体であるシリコンが使用されるが,高性能ICに対しては,化合物半導体であるガリウムヒ素GaAsが使用される。…

【テキサス・インスツルメンツ[会社]】より

…本社テキサス州ダラス。1938年同社の前身ジオフィジカル・サービス社Geophysical Service Inc.が設立された。この会社の主要業務は,大手石油会社の委託による石油鉱床の探査,およびそれに必要な電子機器の開発・製造であった。…

※「IC」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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