SREBP

栄養・生化学辞典 「SREBP」の解説

SREBP

 HMG-CoAシンターゼなど,ステロールによって調節される遺伝子調節領域応答配列SRE)に結合するタンパク質.分子量120kの前駆体が核膜近辺でステロールによる調節機構によって切断され,一方の分子量70k前後の断片が核内へ移行し応答配列に結合して転写を制御するとされている.脂肪酸代謝,コレステロール代謝において重要な役割をはたす.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android