機微(読み)キビ

デジタル大辞泉 「機微」の意味・読み・例文・類語

き‐び【機微】

表面だけでは知ることのできない、微妙なおもむきや事情。「人情機微に触れる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「機微」の意味・読み・例文・類語

き‐び【機微】

  1. 〘 名詞 〙 かすかなしるし。表面にはあらわれない、微妙なおもむき。幾微。
    1. [初出の実例]「人情の機微に立ち入った事を云はれても頓と感じがない」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「機微」の読み・字形・画数・意味

【機微】きび

微妙なきざし。〔後漢紀、明帝紀下〕(北海王睦)其の名迹を抑し、深くること、此(かく)の如し。

字通「機」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android