α波(読み)アルファは

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「α波」の意味・わかりやすい解説

α波
アルファは

脳波波形一つ。ゆったりと気分の落ち着いたときに現れる波形である。軽く目を閉じて瞑想状態に入ると現れやすく,禅やヨガのように,訓練によってその精神状態をつくり出すことができる。ストレス解消法の一つとして有効な方法であるとともに,記憶力集中力創造力も高まるとして,その効果が注目されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のα波の言及

【脳波】より

…周波数による脳波の分類として,国際脳波学会用語委員会では次のように定めている。δ波は4Hz未満,θ波は4Hz以上8Hz未満,α波は8Hz以上13Hz未満,β波は13Hz以上をいう(図2)。
[正常脳波]
 (1)覚醒,安静,閉眼時の脳波は周波数10Hz前後で,振幅50μV程度の波が大きくなったり小さくなったりして,後頭部からほぼ左右対称に連続して出る。…

※「α波」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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