α-ヘリックス(読み)アルファヘリックス

百科事典マイペディア 「α-ヘリックス」の意味・わかりやすい解説

α-ヘリックス【アルファヘリックス】

α-らせんとも。タンパク質分子内の立体構造一種ペプチドがアミノ酸残基3.6個ごとに1回転し,ピッチ0.54nmのらせんをまくもので,らせん1回転当り4個のCOとNHの間の水素結合ができる。1951年にポーリングによって提案され,のち確かめられた。右巻き左巻きの2種類があるが,天然のタンパク質では右巻きらせんのみが見られる。

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