《マクルーアーズ・マガジン》(読み)まくるーあーずまがじん

世界大百科事典(旧版)内の《マクルーアーズ・マガジン》の言及

【マックレーカーズ】より

…1906年,時の大統領セオドア・ローズベルトが,政財界の腐敗を暴き立てる連中を揶揄(やゆ)して,ジョン・バニヤンの寓意物語《天路歴程》に登場する人物で,肥やしばかりを搔き続けて天上の神の恩寵に気づかぬ〈肥やし熊手を持った男man with a muckrake〉にたとえたところから,この言葉が定着した。彼らは《マクルーアーズ・マガジン》をはじめとする大衆雑誌に発表することが多かった。代表的作家としては,政界の腐敗を糾弾した《都市の恥》(1904)のステッフェンズや石油トラストの不正を暴いた《スタンダード石油の歴史》(1904)のターベルIda M.Tarbellらのジャーナリストや,資本主義のゆがみを描いた《一アメリカ市民の思い出》(1905)の著者で英文学者のR.ヘリック,《ジャングル》(1906)のシンクレアらがいる。…

※「《マクルーアーズ・マガジン》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android