《南海寄帰内法伝》(読み)なんかいききないほうでん

世界大百科事典(旧版)内の《南海寄帰内法伝》の言及

【義浄】より

…それ以後,将来した梵本《金光明最勝王経》などの翻訳に没頭した。彼が著した《南海寄帰内法伝》《大唐西域求法高僧伝》は東西文化交渉史上の貴重な文献である。【礪波 護】。…

【高楠順次郎】より

…中央商業学校,武蔵野女子学院を創設,また仏教青年会・女子青年会の育成にも努めた。学問的業績は枚挙にいとまないが,《観無量寿経》《南海寄帰内法伝》等の英訳,有部宗諸論蔵,《金七十論》等に関する研究論文,《善見律Samantapāsādikā》のパーリ原典校訂(長井真琴と共同)等が重要である。また《大正新脩大蔵経》100巻,《国訳南伝大蔵経》70巻,《国訳ウパニシャッド全書》9巻の発行を促進,完成させた功績も大きい。…

※「《南海寄帰内法伝》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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