《枯木のある風景》(読み)かれきのあるふうけい

世界大百科事典(旧版)内の《枯木のある風景》の言及

【宇野浩二】より

…饒舌体の文章で物語るユーモアとペーソスを基調とした作風であった。《軍港行進曲》(1927)発表後,精神異常に陥るが,やがて回復,大阪の画家小出楢重とのかかわりを軸にした《枯木のある風景》(1933)により文壇に復帰,作風も叙述体に変わり,《枯野の夢》《子の来歴》(ともに1933),《器用貧乏》などを発表,戦後の代表作は《思ひ川》(1948)である。随筆的評論も巧妙で《芥川竜之介》は力作。…

※「《枯木のある風景》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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