《百年の孤独》(読み)ひゃくねんのこどく

世界大百科事典(旧版)内の《百年の孤独》の言及

【ガルシア・マルケス】より

…現在はメキシコに住む。1955年に中編《落葉》を発表してから,同じく中編《大佐に手紙は来ない》(1961),短編集《ママ・グランデの葬儀》(1962),中編《悪い時》(1964)などを経て,20世紀小説の最大の収穫の一つと言われる《百年の孤独》(1967)を世に送った。33ヵ国語に翻訳され,600万部を売ったというこの物語は,架空の町マコンドを建設したばかりか,その滅亡にも立ち会った奇矯なブエンディーア一族の100年にわたる年代記のかたちを借りて,征服,植民,独立そして激動する現在というラテン・アメリカの歴史を描いた作品である。…

※「《百年の孤独》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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