《貨幣,信用及び商業》(読み)かへいしんようおよびしょうぎょう

世界大百科事典(旧版)内の《貨幣,信用及び商業》の言及

【マーシャルのk】より

…家計や企業は,取引を円滑に行うため,その所得の一部分を通貨の形で保有する。この割合は,通貨以外の資産に投資した場合に得られる利回りや,通貨の使用に関する制度・慣習(クレジットの利用や給与支払の頻度等)に依存すると考えられるが,この点を初めて明確に記述したA.マーシャルの著書《貨幣,信用及び商業Money,Credit and Commerce》(1923)にちなんで,マーシャルのkと呼ばれている。名目国民所得は,実質国民所得Yと物価水準pの積であるから,通貨供給量をMとすると,次の関係式が成立する。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」