『史記』(読み)シキ

とっさの日本語便利帳 「『史記』」の解説

『史記』

前漢の司馬遷(前一四五~没年不詳)の著で紀伝体史書の初め。匈奴(きょうど)に囚われた友人李陵を弁護したことで武帝の忌諱(きい)に触れ、宮刑(去勢)に処せられて以後の人生を「天人の際を究め、古今の変を通じて一家の言を成す」ことに費やし、二〇年余をかけて、黄帝から漢の武帝にいたる「表」「本紀」「書」「世家」「列伝」の一三○編、五二万六五〇〇字の『太史公書』を残した。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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