『宇治拾遺物語』(読み)ウジシュウイモノガタリ

とっさの日本語便利帳 「『宇治拾遺物語』」の解説

『宇治拾遺物語』

鎌倉時代説話集。一三世紀初めの成立とされるが未詳作者編者も未詳。『今昔物語集』同様、天竺震旦、本朝の三部構成で、一九七の説話収録登場人物は名もなき庶民から下級官吏貴族皇族にわたる。仏教的色彩は濃いが、むしろ人間そのものへの関心が顕著。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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