『知恵蔵』『イミダス』電子化(読み)ちえぞういみだすでんしか

知恵蔵 の解説

『知恵蔵』『イミダス』電子化

毎年11月始めに、『現代用語の基礎知識』『イミダス』『知恵蔵』という現代用語年鑑の最新版が書店に並べられるのが年中行事であったが、3誌のうち『イミダス』『知恵蔵』は休刊となり、『現代用語の基礎知識』だけが12月に発売された。背景には、電話帳のような厚い年鑑を買うより、ネット検索で、簡単に「最新語」や「専門用語」を調べられるようになった事情が大きい。実際、ユーザーの書き込みで成立しているネット百科事典「ウィキペディア」は、記述内容の正確さに問題があるとはいえ、いつでも追加・更新が可能なために、年に1回しか刊行されない年鑑よりも「情報のスピード」が速く、最新語の検索では力を発揮する。

(稲増龍夫 法政大学教授 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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