あけすけ

精選版 日本国語大辞典 「あけすけ」の意味・読み・例文・類語

あけ‐すけ

〘名〙 (形動)
① すき間ができて、向こうのものが見えるような状態であること。
※俳諧・鷹筑波(1638)五「もらひてのあとやあけすけぼけの花〈西武〉」
② 人の言葉態度などに包み隠しのないこと。遠慮のないこと。ざっくばらん。副詞的にも用いる。
説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)一〇「ひるは、あはのとりをおい、よるは、うをさめのゑにならふか、十二ひとへをみにかざり、なかれをたちやうか、あけすけこのめ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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