あす

精選版 日本国語大辞典 「あす」の意味・読み・例文・類語

あす

〘助動〙
[一] (助動詞「ます」の変化した語か) 動詞の連用形に付いて、軽いていねいの心持を表わす。
浄瑠璃・傾城二河白道(1705頃か)中「又きのふもお前のるすにひょこひょこときめして〈略〉ぶつくさいうて帰りあした」
[二] (「あります」または「ござります」の変化した語か) 断定の助動詞の連用形「で」を受けて、軽いていねいの心持を表わす。
※俳諧・花月六百韻(1719)月「時去り時来りけり家具の音〈丈雪〉 籟つくさせて御無用であす〈梅隴〉」

あ・す

〘他サ下二〙 (子を)産ませる。
※山田本無量義経平安中期点(1000頃)「諸仏国王、是の経の夫人と和合して、共に是の菩薩のみ子を生(アセマセ)り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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