あたね

精選版 日本国語大辞典 「あたね」の意味・読み・例文・類語

あたね

  1. 〘 名詞 〙 上代染料を製した植物の一つ。蓼藍(たであい)の類か。
    1. [初出の実例]「やまがたに まきし阿多尼(アタネ)(つ)き 染めきが汁に しめころもを まつぶさに とりよそひ」(出典古事記(712)上・歌謡)

あたねの補助注記

あかね」と音が通じる。また「あかね」の誤りとして、「茜(あかね)」とする説、原文「阿多尼」を「阿多豆(アタデ)」の誤りとして、「藍蓼(あいたで)」のこととする説などがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android