デジタル大辞泉
「あたぼう」の意味・読み・例文・類語
あた‐ぼう
[形動]あたりまえ、の意の近世の俗語。「あたりまえだ、べらぼうめ」をつづめて言ったものという。
「そりゃあたよ、―と言ふだらうが」〈洒・京伝居士談〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
あた‐ぼう
〘名〙 (形動) (「ぼう」は人を親しみまたは嘲っていう「坊」の意か) 当然そうあるべきこと、あたりまえのことを意味する近世の俗語。あたりき。あた。
※
洒落本・四十八手後の巻(1818か)内花街「とぼけた婆
(ばア)さんからねぼけたか
先生のはやる
時分を思へば昔だといったら、そりゃああたよ、あたぼうといふだらうが」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報