あて舵(読み)あてかじ

パラグライダー用語辞典 「あて舵」の解説

あて舵

カウンターフレアーカウンターブレーク)の事であるが、「あてかじ」と言った方が短く、言いやすい為、よく使われる言葉。 ①パラグライダーは例えば右に旋回する際、右のブレークコードをひく。そして、その旋回の大きさは基本的に右のブレークコードの引く量(長さ)によって決定する。しかし、その旋回時のスピード・揺れのコントロールの為に、また高度ロスを少なくする為に逆のブレークコード(左側)を必要に応じた量とタイミングで引く事が非常に有効である。あて舵は、あてた方の翼のコントロールと同時に旋回時のアタックアングルの調整としての効果もある。あて舵操作を習得する事により、安全に且つ効率の良いソアリングが可能となる。 ②飛行中、何らかの原因で片翼潰れが起こると、潰れた側に旋回が始まり、それが原因でフラットスピンなどに入る恐れがある。この旋回を止めたり、また旋回を最小限に抑える為、体重移動と同時に潰れと反対側のブレークコードをあてる様に操作すること。

出典 パラグライダー用語辞典について 情報

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