いじむじ

精選版 日本国語大辞典 「いじむじ」の意味・読み・例文・類語

いじ‐むじ

[1] 〘副〙 (「と」を伴う場合もある。「うじうじ」「もじもじ」などと関連のある擬態語か)
① ものごとがすっきりとしないで、入り乱れているさま。くしゃくしゃ。ごちゃごちゃ。
※雑俳・うき世笠(1703)「いじむじと焼き筆でかくせうきのゑ」
② 何やかやともめるさま。いざこざ。とやかく。
浄瑠璃・心中万年草(1710)中「それにいぢむぢ言ふ人はほからかいて置かしゃんせ」
[2] 〘名〙 あれこれと文句をいうこと。もんちゃくを起こすこと。
※浄瑠璃・苅萱桑門筑紫𨏍(1735)一「いよいよ大悲のお力で、いぢむぢのない様に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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