いちび

精選版 日本国語大辞典 「いちび」の意味・読み・例文・類語

いち‐び【麻・青麻】

〘名〙
アオイ科一年草。インド原産で中国を経て渡来した栽培種。高さ約一・五メートル。全体に軟毛が密生。長い柄をもつ葉は心臓状円形で、先が急にとがり、縁に鋸歯(きょし)がある。夏から秋に黄色い五弁の花が葉腋(ようえき)に集まって咲く。茎の皮から繊維をとり、ロープや麻袋や畳表の縦糸とする。きりあさ。くさぎりひなはぎり。ごさいば。《季・夏》〔本草和名(918頃)〕
② 植物「つなそ(綱麻)」の異名。〔大和本草(1709)〕
③ 植物「さるとりいばら(菝葜)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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