いとこ漬け(読み)いとこづけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「いとこ漬け」の意味・わかりやすい解説

いとこ漬け
いとこづけ

福島県郷土料理。お事初め、お事納めの年中行事に用いるお事汁から転じた名という。また、するめ数の子という海産物を用いるので、これを「いとこ」とみて、この名ができたともいう。するめ4枚に、数の子400グラム、麹(こうじ)4分の1枚、みそ大さじ2杯、みりん少々、しょうゆ大さじ5杯を用意する。干し数の子は水に2日間漬けてもどし、よく洗う。するめは細切りにする。しょうゆ、みりん、麹を適量混ぜ合わせた汁に、するめ、数の子を1週間漬ける。

多田鉄之助

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android