うんじょう(読み)ウンジョウ

デジタル大辞泉 「うんじょう」の意味・読み・例文・類語

うんじょう〔ウンジヤウ〕

多く「うんじょうする」の形で用いる)懲りて改心すること。あきらめること。
「もう―して心をば直さうとはしないで」〈伎・浮名横櫛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「うんじょう」の意味・読み・例文・類語

うん‐じょう ‥ジャウ

〘名〙 (多く「うんじょうする」の形で用いる)
① 苦い経験を通してやっと合点がいくこと。懲りて改心すること。また、あきらめたり断念したりすること。観念すること。
※雑俳・柳多留‐一五(1780)「うんじゃうをしたふりをして母にみせ」
歌舞伎与話情浮名横櫛(切られ与三)(1853)四幕「十八の時そっちを勘当、もううんじゃうして心をば直さうとはしないで」
② うんざりして疲れること。
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一〇「六あみだ此世の道でうんじゃうし」

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