えびすめ

精選版 日本国語大辞典 「えびすめ」の意味・読み・例文・類語

えびす‐め

  1. 〘 名詞 〙 ( 「夷布(えびすめ)」の意。蝦夷(えぞ)地の海に産したところから ) 「こんぶ(昆布)」の古名。〔本草和名(918頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のえびすめの言及

【コンブ(昆布)】より

…古来,日本人がコンブをだし用として利用してきたのは,味の点からも栄養的にもひじょうに優れた生活の知恵といえる。【山口 勝巳】【千原 光雄】
[食用]
 日本では古く〈ひろめ〉〈えびすめ〉といった。〈昆布〉の文字も奈良時代から用いられており,《続日本紀》霊亀1年(715)10月丁丑の条には,アイヌ人が〈先祖以来,昆布を貢献す〉と述べている記事があり,《延喜式》には〈御贄(おにえ)〉などとして陸奥から貢納されていたことが見える。…

※「えびすめ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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