お七風(読み)オシチカゼ

デジタル大辞泉 「お七風」の意味・読み・例文・類語

おしち‐かぜ【お七風】

享和年間(1801~1804)ごろ、江戸本郷の八百屋お七の放火事件のあとではやった流行性感冒インフルエンザ)。

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精選版 日本国語大辞典 「お七風」の意味・読み・例文・類語

おしち‐かぜ【お七風】

  1. 〘 名詞 〙 享和(一八〇一‐〇四)の頃はやった流行性感冒。同じ時期に八百屋お七を題材とした小唄が流行したことにちなむという。
    1. [初出の実例]「二月より四月に至り、風邪流行、賤民へ御救米銭を下し賜ふ、〈俗に、お七風と云ふ、八百屋お七の小唄はやりし故なり〉」(出典:武江年表(1848)享和二年)

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