お栄(読み)オエイ

20世紀日本人名事典 「お栄」の解説

お栄
オエイ

明治期の女将



生年
万延1年(1860年)

没年
昭和2(1927)年5月

本名
道永 えい

経歴
長崎のロシア将校集会所でロシア語を学び、9年間ロシアに滞在。帰国後の明治24年ニコライ皇太子を接待。のち料亭旅館を経営し、日露戦争捕虜になったステッセル将軍らの世話にあたった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「お栄」の解説

お栄 おえい

1860-1927 明治時代の女将(おかみ)。
万延元年生まれ。長崎稲佐のロシア将校集会所で会話を修得し,9年間ロシアに滞在。帰国後明治24年ニコライ皇太子を接待。のち料亭旅館を経営し,日露戦争で捕虜になったステッセル将軍らの世話をした。昭和2年5月死去。68歳。本名は道永えい。通称は稲佐お栄,ラシャメンお栄。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android