かい出(読み)かいだす

精選版 日本国語大辞典 「かい出」の意味・読み・例文・類語

かい‐だ・す【かい出】

〘他サ五(四)〙 (「かきだす(掻出)」の変化した語とも、「かえだす(渫出)」の変化した語ともいう)
① 水などを汲み出す。
浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)四「急に池をうめんとて、水をかいだしはこばせて」
② 人を誘い出す。おびき出す。
春泥(1928)〈久保田万太郎〉むほん「大百でないだけチョロリ人に乗せられる。━掻出(カイダ)されればすぐその気になる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android