かもよ

精選版 日本国語大辞典 「かもよ」の意味・読み・例文・類語

かも‐よ

(終助詞的にはたらく助詞「かも」に、間投助詞「よ」の付いたもの。→かも)
詠嘆の意を表わす。
書紀(720)神代下・歌謡沖つ藻は 辺には寄れども さ寝床も 与はぬ介茂誉(カモヨ) 浜つ千鳥よ」
② 詠嘆を含んだ反語の意を表わす。
万葉(8C後)一四・三四三〇「志田の浦を朝漕ぐ船は因(よし)無しに漕ぐらめ可母与(カモヨ)因こさるらめ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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