がや(読み)ガヤ

デジタル大辞泉 「がや」の意味・読み・例文・類語

が‐や

[連語]終助詞「が」+間投助詞「や」。近世語相手同調を求めたり、念を押したりする意を表す。…のだが、どうか。…ではないか。
勤奉公つとめぼうこうせいでも今ここに百両の金がある―」〈伎・幼稚子敵討

がや

演劇映画で、群衆通行人など大勢の役のこと。
[類語]エキストラ仕出し

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「がや」の意味・読み・例文・類語

が‐や

(接続助詞から転じた終助詞「が」に間投助詞「や」の付いたもの。終助詞的に用いる) 相手に念を押し、注意を促すのに用いる。
歌舞伎・好色伝受(1693)中「これ、こいつめは其方(そち)と一処ぢゃあらうがや」

がや

〘名〙 植物いぬがや(犬榧)」の古名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

がや

〘名〙 演劇やテレビドラマで、その他大勢の仕出し役。

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